健康寿命と平均寿命の差12年

健康寿命と平均寿命の差12年|歩けなくなる前に知っておきたいこと【MANTEN】
MANTEN|足の健康コラム

「歩けなくなる」が、
すべてを変えてしまう

健康寿命と平均寿命の差は約12年。足の衰えとの関係を、データとともに解説します。

読了約4分 監修:満天インソール

「元気に長生きしたい」——多くの方がそう願っています。でも、「長生き」と「元気に生きる」の間には、見えない壁があります。

その壁の正体を示すデータがあります。そして、その壁を遠ざける鍵が「足」にあることをご存じでしょうか。

健康寿命と平均寿命の差「約12年」とは

厚生労働省データ(日本人女性)
平均寿命(2024年) 約87歳
健康寿命(2022年) 約75歳
約12年 の差

この期間は「日常生活に制限がある状態」——つまり、誰かの助けが必要な期間です。

出典:厚生労働省「令和6年簡易生命表」「令和4年国民生活基礎調査」

「健康寿命」とは、介護や医療に依存せず自立して日常生活を送れる年齢のことです。平均寿命との差が約12年ということは、多くの女性が人生の終盤の約12年間、何らかの制限のある状態で過ごしていることを意味します。

この12年をどう過ごすかは、今日の生活習慣によって大きく変わります。

要介護になる主な原因(女性データ)

厚生労働省の調査から、女性が要介護・要支援になる主な原因を見てみましょう。

要介護の主な原因(女性)|厚労省 2022年国民生活基礎調査
1
認知症
要介護全体1位
23.6%
2
脳血管疾患
要介護全体2位
16.1%
骨折・転倒足と深く関連
女性16.5%(男性5.8%)——女性に特に多い
16.5%
関節疾患足と深く関連
要支援では第1位。女性14.2%(男性4.6%)
14.2%
ロコモティブシンドロームについて

運動器(骨・筋肉・関節・神経)の障害により移動機能が低下した状態。推計4,700万人(日本整形外科学会)にのぼると言われています。骨折・転倒・関節疾患はいずれもロコモと深く関係しており、その多くが「足や下肢の衰え」から始まります。

骨折・転倒と関節疾患を合わせると、女性の要介護原因の約30%を占めます。そしてこれらの多くが「足や下肢の衰え」と深く関わっています。

「歩けなくなる」が引き起こす連鎖

歩行機能の低下が引き起こす連鎖
足の筋力・バランス機能が低下
転倒・骨折のリスクが高まる
外出が怖くなり、活動量が減る
さらに筋力・気力が落ちる
人との交流が減り、孤立しやすくなる
脳への刺激が減少
認知機能の低下リスクが高まる

「歩けなくなること」は単に移動の問題ではありません。好きな場所に行けなくなる、好きな人に会いに行けなくなる、好きなものを食べに行けなくなる——生活の豊かさそのものが少しずつ失われていきます。

逆に言えば——足さえあれば変えられる

「歩き続けられる足」が守るもの
美味しいものを食べに行ける
旅行に行ける
孫と公園を歩ける
大切な人に会いに行ける
自分のペースで、自分の意思で動ける

連鎖の入口を遠ざける最も大きな力のひとつが、「歩き続けられる足」を維持することです。骨折・転倒・関節疾患はある日突然起きるわけではなく、長年の足の使い方・靴の選び方・ケアの習慣が積み重なった結果です。

だからこそ、今日からでも遅くはありません。

今日からできること

今すぐ始められる4つの習慣
1
毎日意識して歩く(1日合計30分を目安に、分割OK)
2
お風呂で足指を動かす(2〜3分のルーティン)
3
靴を選ぶとき「つま先1cm・かかとホールド」を確認する
4
足のアーチの状態を知る(まずはセルフチェックから)

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